PSP2の仕様を考える

結局2010年のE3ではPSP2が発表されませんでした。
噂では発表の準備はしていて直前にキャンセルしたとも言わましたが真相は不明です。
個人的にはDSの後継機より注目をしていたので残念な結果ですが、発表されないのは仕方ないので、いろいろ妄想を膨らませたいと思います。

ダウンロード専用にはならない
PSP2はダウンロード専用で3G回線搭載などの可能性も囁かれていますが、PSP go(PSP-N1000)の状況を考えるとパッケージ販売がなくなることはまだないでしょう。
ただし、UMDが採用されるかは未知数だと思います…

ライバルはiPhone
目下のライバルとなるのは(DSもそうですが)iPhoneがあります。
大手ゲームメーカーも参入し、インディーズの無料ゲームもユーザの時間を奪う大敵です。
iPhoneiPadiPod touch等とOSを統一していて、同一のアプリケーションが利用できるようになっています。
これは既にエコシステムが成立している状況と言え、アプリーションベンダーにとっては、同一のアプリケーションをいろいろなデバイスで使えるメリットは大きいです。

エコシステムの実現
ソニーXperiaWalkman Xと同様のデバイスを展開していますが、PSPを含めエコシステムにはなっていません。
(その他にmyloなんて物もありましたが、キーボード付きの物も欲しいですね…)
Walkman X(NW-X)について補足しておくと、WiFiWebブラウザを搭載しYouTubeも見れる多機能端末で、明らかにiPod touchに対抗した物でしたが、2009年4月の発売以降後、後継機が出ていません。
対するiPod touchiOS4ベースの新機種が9月に出てくることは確実と言われています。
Walkmanの新機種も9月に何らか登場するはずですが、次はAndroid搭載なんて事も…あるかもしれません。

Androidの選択性
従来、家庭用ゲーム機の開発はサードパーティーのロイヤリティ収入を見込む必要があるので、開発環境はクローズなのが伝統ですが、PSP2ではAndroidを搭載してオープンな開発環境とエコシステムを実現していただきたいものです。
過去にはセガDreamcastWindows CEを採用していましたが、実際のゲーム開発においてWindows CEの使用は任意でした。
同様にXperiaWalkman X対応タイトルのみAndroidを使うと言う選択肢もありなのかと思います。
その場合、APIを非公開にしてAndroidからは機能制限する等の方法もあるかもしれません。
当然XperiaWalkman Xのゲームはダウンロード供給、操作はタッチパネルが前提になると考えられます。
PSP2は、UMDなどのパッケージメディアに対応し、アナログスティックや各種ボタン等を搭載。
画面も静電容量式のタッチパネルとし、タッチのゲームにも対応する必要があるでしょう。



以上の妄想からPSP2の特徴をまとめると
Android OSの採用
・静電容量式のタッチパネルの採用
・PSP2、XperiaWalkman(X)対応タイトルの出現
蛇足ですが、PSP2用のゲームはBlu-Rayディスクで供給してインストールはPS3を使うなんて可能性も考えましたが、これはないでしょうね。

参考リンク
ソニーGoogle、アンドロイドプラットフォームを採用したクラウドベースの魅力的で新たな商品とサービスの実現を目指し、戦略的提携を構築
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201005/10-0521/