アイドルマスター2 Xbox360で2011年春発売

アーケード版じゃないのは少し残念でしたが、ナンバリングタイトルを機据え置き機で出す事には大賛成です。
PS3とのマルチではなくXbox360の独占?となったのは少し意外でしたが、よくよく考えるとそちらの方が良いのかも知れません。
マルチにする事による工数の増加は、最終的に完成する作品の提供時期や内容に確実に影響を及ぼすからです。
ハードを絞るとなると現状、古参のアイマスファンの多くが所有しているであろうXbox360を選択するのは当然と言えます。


主流はマルチプラットホーム?
最近では日本メーカーのタイトルもXbox360PS3のマルチが当たり前になりつつありますが、それは海外市場を見越してより多くのユーザーを獲得するためです。
ハイエンドなグラフィックのゲームが求められ、高騰する一方の開発費を回収するためには、日本の市場だけでは足りないのでしょう。
必然、国内メーカーの作るマルチ作品は海外受けを狙う作品が増えるわけですが、なかなか存在感を示すことはできてないように感じます。


マルチプラットホームのジレンマ
海外で1000万売れる作品が日本では数10万しか売れない状況を見ても、海外で好まれる作品と日本で好まれる作品に大きな隔たりがあることは疑いようはありません。
結局、日本人が作る海外向けゲームは海外でも売れず、さらには国内でも売れないという状況になってしまう事になります。
なかなか難しいジレンマではあります。
※海外、国内問わず全世界で売れるポケモン、マリオなどは異例な存在です…


国際競争力の低下
そのような状況もあってかDS、PSPなどの携帯機にシフトしている傾向があります。
携帯機での開発は旧世代機程度のスペックのゲーム開発に他なりません。
そんなことをしていると、どんどん海外との開発力の差が開き、国際競争力が失われます。


今こそ国内向け作品を据え置きで!
中途半端な海外向けマルチタイトルや、携帯機に逃げずに今こそ据え置き機で国内向けに目を向けるべきでしょう。
幸いにも最近になってやっとそのような作品が増えてきました。
今回のアイマス2もそうですが、Xbox360バーチャロンフォース、PS3A.C.E. Rや、アトリエシリーズなど、
大ヒットが見込める作品ではないですが、しっかりと国内のユーザを見据えていることが感じられます。
これらは今のところマルチプラットホームではありません。
いかに開発費を押さえ、利益を上げるかは、対象となるユーザを見込む事が重要なのだと思います。


これからも据え置き機で純粋な国内向けタイトルが増えることを望みます。