雲のむこう、約束の場所

※激しくネタバレです、未見の方はご注意下さい。
「サユリを救うのか、それとも世界を救うのか」
予告編のこのセリフの後の展開がどうなったのかと気になってた訳でしたが、
ヒロキとタクヤの対立→協力までの展開はちょっと呆気なかったですね、
もうちょっとヒロキとタクヤの再開後の辺りでもう少しぐっと来るものがあれば、
その後の展開がもっと盛り上がったのにと思います。
設定面に関しては説明不足な感じは否めず、特に塔の有用性については、
平行世界の観測が未来予知に有用と言う理論から戦略的手段に使うのかと思ったら、
兵器として使うような感じであったりで良く分からん状態。
他にも爆弾で塔を破壊って、
未知の存在を既知の技術でリセットさせてしまうやり方にも気になりました。
HP上なり副読本なりで設定を公にしてもらいたい所です。
と、色々言ってますが実際は、映像も物語も新海度100%で大満足でした。
全体的に「ほしのこえ」での主人公の足りない部分が補われているストーリーと言った感じでしょうか。
最後のサユリの状態は何の代償なのか、大団円でないのも新海的と言えるのかも知れません。
次回作が今から楽しみです(まだ気が早いか)