スティングの代表作 バロック PS2にリメイク

続編ではなくリメイクそれは良いとしても、監督が米光一成氏ではないのはまさに「おわあ」です。
このゲームの肝である世界観は氏の影響によるところが大きいと思うので…
少なくと音楽は岩田匡治氏であってほしいですね。
さて、私はこのゲームの大ファンであります。
私が推さなくとも注目されている本作品ですが、少し語って見たいと思います。
このゲームの注目すべき本質、それはストーリーとゲームシステムが必然的に融合している点です。
ゲーム自体はローグ系RPGをベースに3D化しただけで、特に画期的な点もないのですが、
このシステムを物語に直結させるのはなかなか難しいと思います。
ローグ系RPGの特徴は死んでも死んでも同じダンジョンに挑戦し、その都度マップが変わると言うものですが、
なぜそんなことをしなくてはいけないのでしょう？
プレイヤーである我々はゲームだから繰り返しやるのは当然ですが、
ゲーム中のキャラクターは何でそんな苦行をしなくてならないのか?
勇者よ、死んでしまうとは情けないでは納得できる物ではありません。
その点バロックでは、ストーリーと世界設定で見事にシステムに必然性を与えているのです。
どのようにしてそうしてるかは是非ともプレイして確かめてください。

こう考えるとゲーム自体に説得力を与えるストーリーを持ち合わせた作品というのはなかなかない物です。